アメリカ研究図書出版助成規定(2009年1月改定)

[助成の対象]
 助成の対象となる図書は、日本の学界で活動する研究者によるアメリカ研究の分野における研究成果で、学術的価値が高く、市販性が限られたものとする。学位論文に手を加えたものなど比較的若い研究者の最初の研究書を優先対象とする。博士論文を出版する場合には、ある程度幅広い読者にも理解されるように改稿することが望ましい。ただし、すでにかなりの研究歴がある著者のものであっても、アメリカ研究における重要テーマを扱いアメリカ研究にとって刺激的な効果をもつような著作については、助成することがある。共同研究の成果を対象から排除しないが、多数の執筆者による論文集は助成の対象としない。当面は日本語でまとめられた研究成果のみを対象とする。不採択になった図書原稿を改訂して次年度以降に再申請することは1回に限り認められる。

[助成の対象となる経費、助成額]
 助成の対象となる経費は、出版にかかわる直接経費(組版代、印刷代、製本代)の全部または一部であり、付帯経費は対象としない。助成額は1件につき150万円を上限とする。また、すでに実績のある研究者の著作については、1件につき50万円ないし100万円とする。

[助成の申請]
 助成の申請の受付期間は毎年6月1日から8月末日までとする。助成の申請は、出版社が行なう。申請資格がある出版社は学術出版に実績をもつ出版社とする。出版社が助成を申請するに当たっては、完成原稿写し3部(A4の用紙に両面印刷したもの)と、所定の申請書を提出することを要する。

[助成の決定]
 助成対象および助成額の決定は、アメリカ研究振興会が委嘱する出版助成図書審査委員会の審査を経て、常務理事会で行なう。助成の決定は毎年10月末から11月初めに行い、決定次第申請者に通知する。その際、審査委員の意見に基づき、原稿が改善・補強されることを期待し、それを前提として助成する場合もある。

[助成の条件]
 助成を申請した出版社は、助成が決定した著作を、原則として翌年5月末までに出版しなければならない。助成金は著作が刊行され、8部がアメリカ研究振興会に提出されたときに、出版社に対して支払われる。
 刊行された図書には、財団法人アメリカ研究振興会の出版助成金を受けたことを明記しなければならない。

[計画の変更]
 助成が決定した著作の著者あるいは出版社が出版に際して著作の内容や長さを大幅に変更しようとする場合、著作の題名に変更を加えようとする場合、また刊行が所定の期限内にできない場合には、あらかじめその旨をアメリカ研究振興会に報告し、承認を得なければならない。


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